大梵鐘「飛龍の鐘」は、仏教の「抜苦与楽、離業得脱」(ばっくよらく、りごうとくだつ=苦しみを抜き平安な心を与え、業苦から解脱させる)の言葉から「苦」=九と「業」=五を選び、鐘の直径を九尺五寸(2.88m)と定め、撞くごとにあらゆる願い事が叶うようにと、「萬願達成」(まんがんたっせい)から重さ一万貫(37.5トン)に定められました。高さは15尺(4.55m)、厚みは一尺(約30cm)で、建造当時、世界最大の梵鐘でした。
昭和51年、京都の鋳造所から特別なトレーラーに積載されて遥か瀬戸内海を渡り、小岱山中腹の海抜250メートルの奥之院まで、当時6トン車以上は登れなかった狭い山道を一夜にして運び上げられました。
その奇跡は「真言密教の念力加護のお力」として称えられ、天空を飛ぶように納まった事から「飛龍の鐘」と名付けられました。
世界最大級の大梵鐘で祈る
梵鐘は「坐した仏様の姿」をかたどり、鐘の音を「仏音」即ち「仏様の声」とも申します。
その音色は遥々有明海を越えて、対岸の島原半島まで鳴り渡ります。
奥之院では、大梵鐘の音声が広がるように仏様のお力が広がり、世界で苦しんでいる人々を救い、平和になりますようにと祈りながら、早朝6時とお昼の12時に毎日撞いてお参りしています。
鐘楼堂では毎日お昼の12時に、参詣者と共に大きな撞木(しゅもく)に祈りを込めて、大梵鐘を撞いてお参りしています。
「大梵鐘祈願」
「大梵鐘祈願」では、僧侶の指導に従いながら大梵鐘を撞いて祈願が出来ます。
どなた様も、お一人からでもご遠慮なく、寺務所にお申し込み下さい。
5,000円(15名様まで)
15名様以上になりますと、お一人様250円が追加されます。
お問い合わせや、お申込みは、寺務所で受け付けております。